2018年9月16日日曜日

(2018/09/16) FANZA同人に注目

電子書籍に関して、以下の理由でFANZA同人に注目しはじめてます。

  • 僕の漫画の読者層は9割がた男性。成人男性ならFANZAで何かエロいのを買った経験があるはず(=すでにアカウントを持っており、アカウント新規作成が不要)
  • DMMブックスのアプリがkindle並に使いやすい。読者さんのITスキルが不要。PCでも普通に読める。アプリなしでも読める。
  • TwitterのTLで見てから2クリック程度でサクッと電書を買える
  • 二次創作やエロ同人も同一ショップに置けるので、僕の方向性が迷走しても販売可能。
  • 価格の相場が同人基準なので、Amazon相場よりもはるかに高い。掛率もまあまあ。
  • DMMブックスアプリでDMM電子書籍の商業漫画も読めるので、多少の相乗効果が期待できるかもしれない。
  • クレカを持ってない場合はDMMポイント購入になるが、コンビニで気軽に買えるし、ポイントが余っても好きなエロ動画やエロ同人を買えばムリなく使い切れる。

問題点はやはり、一般向け作品の絶対数が極端に少ないので、実際にやってみて売れるかどうかですね…

2018年9月4日火曜日

(2018/09/04) 『中年男子の日常』一周年の感想

□ 『中年男子の日常』一周年!


2017年9月4日の『中年男子の日常』初投稿からついに一周年です。いろいろあったので、体感的にはもう2~3年たったような気分ですが、まだ一周年なんですね…
というわけで一年間を振り返ってみたところ、メッチャ長くなってしまいました…

2017年5月に退職してからというもの、当時、日に日に体調が悪くなり続けていて、とてもじゃないけど働ける体調じゃないし、家で途方に暮れていると絶望が襲い掛かってくるので、車でドライブして気分転換することだけが毎日の楽しみでした(今もそんな感じですが…)

2017年9月3日、いつものようにドライブしていると、ふと、
「中年男性の萌え擬人化というのは斬新では…?」
と、謎の発想がおりてきました。

「主人公は中年男性だから、『中年男子(なかとしおのこ)』にしよう。相方の名前はファイナルファイトの『ベルガー』からとって、語感が良い感じの『猫菱ベルガー』でいいか。『猫菱』という苗字だから猫キャラだな」
ドライブ中に5分くらいで案が固まって、帰宅後さっそく描きはじめました。
あまりに体調が悪すぎて1日では終わらず、翌日の9月4日に完成させてTwitterに投稿しました。

反応がきわめて良かったので、この時連載していたけど反応が薄かった『Twitter4コマ作家物語(4コマ版)』の最終回を描いて終わらせて、4日後の9月9日からほぼ毎日投稿しはじめます。

4コマ漫画の毎日投稿は難しそうに思えたのですが、実際にやってみると意外とできたのですが、1ヶ月くらいたったら、
「こんなことをしていて何になる…?」
「もう終わりだぁ!」
と、いつもの絶望発作が起きて、流れが良かったにもかかわらず、『その27』で自ら打ち切りにしてしまいました。

いま振り返ると、ここ数年あまりにも漫画の流れが悪すぎたので、超悲観的になっていたのと、慣れない毎日4コマで疲れがたまって無意識に逃げたかったのと、4コマの内容がワンパターン化していることを悩んでいて、これ以上続けても質が下がる一方なのではとか、ほぼ無意識レベルの様々なマイナス要因が影響していた気がします。
それから1ヶ月半くらい、kindle版『同人王』の作業を進めて、発売にこぎつけます。

発売後は手が空いたので、なにか新連載をやろうかと思ったのですが、読者さんから、
「中年男子の続きを読みたい!」
とのリクエストをいただいて、連載を再開します。

その後、紆余曲折ありましたが、再開後はきわめて順調。合計で150本描いて、僕の中では過去2番目の連載尺になりましたし、単行本もオリジナルの同人誌としては相当な売上になりました。
あの時連載再開をリクエストしてくださった読者さんには本当に感謝しています。

以下(↓)の発明も、中年男子の連載中に思い付いたものです。
(同人誌にPDF版DL用のQRコードをつけるのは、確か『ネット絵学2018』の方が早いですが、その少し前から考えてはいました)

  • 4コマの横にキャラ紹介欄をつける
  • 4コマの横に読者コメントを収録
  • 同人誌にPDF版DL用のQRコードを載せる



□ フォロワー増加に関して





Twitter本垢のフォロワー増加グラフはこんな感じです。

Twitter本垢では誰もフォローしていませんが、これは無頼を気取っているわけではなく、僕が誰かフォローすると、いろいろあってアカウントの寿命が縮むので誰もフォローできないだけで、インディーズ漫画描きにとってフォロワー数はわりと氏活問題ですし、実はけっこう気にしています。

左端~右2/3くらいの階段状になっているところは単発4コマを中心にやっていたころです。バズると一気に増えるのですが、バズらないと全然増えず、安定しません。

右2/3~右端の右肩上がりになっている部分は『中年男子の日常』連載再開後です。細かく見るといろいろあるのですが、基本的には単発メインよりも、良い感じの連載があった方がはるかに安定するような気がします。

2018年9月2日日曜日

(2018/09/02) 電子書籍ショップの辛口感想

拙作『中年男子の日常』を各電子書籍ショップで頒布してみての個人の感想です。わりと辛口です。
掛率はすべて税抜価格からの掛率です。




□ Kindle(掛率:35%)

  • Kindle専売なら掛率70%だが、『WEBでの二重公開禁止規約』というものがあり、例えば拙作『中年男子の日常』をKindleで掛率70%で売るときは、Twitter等からログをすべて消さないといけないというひどい仕様がある。
  • Twitter等に画像を残しての販売も可能だが、その場合(非専売時)は掛率35%とメッチャ低くされてしまう。298円で売っても僕の懐には97円しか入らない。
  • しかもAmazonは全体的に物価が安いので、値段を1000円とかにするとすごく高く見えてしまい、全然売れなくなりそう(&辛辣なカスタマーレビューをつけられそう)な空気がある。単価が安いうえに掛率まで低い二重苦。
  • しかしダントツで数が出るので、このひどい掛率でもなお電子書籍系だと一番儲かってしまう。
  • あまりにも掛率が低すぎるので、正直腹立たしいところもあるけど、電書系では一番儲かってしまうし、買う側の立場からしても絶対欲しいショップなので、どうしても外せないジレンマ。
  • だいたいのショップは、初速で売れてもすぐに売れなくなってしまうが、Kindleは初速が遅い代わりに、数ヶ月間ずーっとポチポチ出続ける異常な持久力がある。そして累積値ではダントツでトップに立つ。こういう売れ方をするショップは他にない。
  • Amazonアフィリエイトを絡めて売ることも可能。Kindleだと8%なのでそこそこ強い。
  • 買う側としては最高のショップだが、売る側としては正直微妙。でも、他のショップだとあんまり数が出ないので、消去法で卸すしかない。


□ DLsite.com(掛率:値段で変動)

  • エロ同人では鉄板のショップだけど、一般向けはあまり売れない。何千部も売れてる一般向け漫画も存在するけど例外中の例外。
  • 掛率は価格帯で変動。700円くらいだと掛率62%と結構太いが、600円以下だと掛率50%まで下げられる。
  • 中年男子の部数は40~80部程度で、掛率も50%なので、悪くはないけど良くもないという感じ。


□ BOOTH(データ頒布)(掛率:96.4%)

  • 同人誌からグッズから電子データまで何でも売れるマルチなショップ。pixivが母体で、利用にはpixivIDが必要だったはず。
  • 掛率が96.4%と異常に高い。しかも購入者が定価以上のお金を意図的に払える『BOOST』という機能もあり、掛率が100%を超える可能性すら存在する。
  • ここで数が出ればダントツで一番儲かるのだけど、基本的に過疎っており、残念ながら全然数がでない。
  • しかし、異常な掛率の高さとBOOST機能のおかげで、数は出なくてもそこそこの収益になるという不思議なショップ。
  • 売る側からすると超良心的なショップだけど、買う側の立場からすると、PCならともかくスマホだと使いづらいしし、あまり便利とは言えない。
  • 販売時に作品の審査がないので、いずれ誰かが売っちゃいけないものを売っちゃって炎上して閉鎖という展開を個人的には危惧している。


□ BOOK☆WALKER(掛率:50%)

  • 掛率50%であまり売れるわけでもない。普通な印象。


□ FANZA同人(掛率:値段で変動)

  • DLsiteのライバル的存在。エロ同人では鉄板のショップだけど、やはり一般向けはそこまで強いわけではなさそう。
  • 掛率は価格帯で変動。700円くらいだと掛率62%と結構太いが、100円だと掛率33%まで下げられてしまい、かなり厳しい。
  • エロだと現状DLsiteよりも売れるという情報も(作風にもよりそう)
  • 現状なにも卸してないので実際の感触は不明。


□ メロンブックスDL(掛率:70%)

  • 掛率70%とかなり高めなのが長所。
  • 現状なにも卸してないので実際の感触は不明。


□ note(掛率:76~85%?)

  • 画像が30枚までしか載せられないので使いどころが難しい。せめて50枚くらい収録できれば…
  • 掛率は非常に高いし、スマホでの購入も比較的簡単そうなのが良い。問題はどれくらい数が出るかだが、現状なにも卸してないので実態は不明。
  • 基本的に、クリエイターによるクリエイターのためのSNSで、非クリエイターの常連はほとんどいない印象。Twitterの補完用SNSという感じか。






□ 電子書籍ショップ感想:非エロの電子書籍で食ってくのは絶望しかない

  • ザックリいうと、よく売れるKindleは掛率が低すぎて、掛率がマシな他のショップだとあまり売れない。よってどうあがいても儲からず、電子書籍で食べていくのは根本的に無理。
  • Kindleが非専売時の掛率を60%くらいまで上げてくれれば一気に解決するのだけど、Amazonがそんなことをするわけがない。Kindle以上に売れる他の電子書籍ショップが出るとも考えられないので詰んでる感。
  • 「電子書籍は儲かる」と言っている漫画家さんもいますが、その人自身は儲かってるのでしょうけどスルー安定。一般人にはどうあがいても無理。





□ LINEスタンプ(掛率32%)

  • 昨日発売したのでまだほとんどデータがない。
  • 結構売れているが、ひとつ売れて30円とかなので、収益は駄菓子屋レベル。
  • もしKindleみたいに長いことずーっと売れ続けてくれるのなら、スタンプを10本くらい出せば、まとめ買い効果でそこそこの定期収入に育つ可能性もなくもない。