2019年5月28日火曜日

(2019/05/28) イベント申し込みました×2

ふたつのイベントにサークル参加申し込みしました(現時点では当落不明)



2019/06/30(日) 『モテないし即売会する3』

『わたモテ』オンリーイベントです。間に合えば薄いオフセ本を出したいです。

最近描いてる『わたモテ4コマ』のまとめ本ですが、まだ4本しかなく、今からほとんどのページを描くので、実質描きおろしです。

同人ショップでも委託頒布予定。

初の同人誌を出してから15年くらいたちますが、二次創作の一般向けの薄い本はほぼ人生初な気がします(『びーむちゃん』の旧総集編が一応該当する)



2019/08/25(日) 『COMITIA129』

いつものオリジナルオンリーイベントです。『中年男子の日常 猫の巻』を出す予定。

同人ショップ(+Amazon?)委託のほかに、電子書籍でも出します。

今回は5月のCOMITIAに続いてビッグサイトの青海棟での開催です。

現地に行った人が口をそろえて「暑さがヤバい」「電波が通じない」「ここでコミケは厄い」と言ってるので、虚弱体質の僕は暑さで倒れないかが心配です…

今回も鉄鋼団のNOIE兄貴に来ていただき、『STARLIKE』を委託頒布予定です。鉄鋼団ファンの方もゼヒゼヒ!

2019年5月25日土曜日

(2019/05/25) インディーズ漫画の時給

『中年男子の日常 老の巻』の販売データを改めてまとめてみたのですが、どうも時給換算すると、前のパートの時給よりも、いまインディーズで漫画を描いてる実質的な時給の方が大幅に高くなったようです。

多少の計算誤差はあると思いますが、それを考慮しても差があるので、もはやパートをするよりも、家でインディーズで漫画を描いている方が儲かる世界線に突入した…? 正直、現実感がないです。

ただ、漫画を描くのは、パートで肉体労働するよりもむしろ消耗するので、日々の作業時間が伸びないんですよね… そのせいでド貧乏です。

僕は首が非常にコリやすいらしいので、それが体力的なボトルネックになってるのではないかという気もするのですが…

首のコリを取るストレッチを習慣化するとか、デカい液タブを買って線を引くのを楽にするとか、家をキレイにしてそもそものストレスを減らすなどして、日々の作業時間を伸ばしたいです。

あるいは、もっと売れるようになって、実質的な時給をさらに引き上げたいです。

2019年5月23日木曜日

(2019/05/23) 4コマとベストの形

これまでいろんな4コマ漫画フォーマットを発明してきました。

中でも『中年男子の日常』の、4コマの左側にキャラ紹介欄と読者コメントを収録するスタイルは、1ページあたりの情報量が非常に多いため、これが最強フォーマットではないかと一時期考えていました。

既存の4コマタイトルも、いったんこのフォーマットに編集しなおしたりしたのですが、実際にやってみると、タイトルによって合う合わないがあると感じました。

考えてみれば当たり前ですが、4コマフォーマットにもそれぞれ特性があり、作品にもそれぞれ個別の特性があり、作品によって相性の良いフォーマットは異なるのでしょう。

自分から見た、4コマスタイルの特性と、それぞれにフィットする作品をちょっと書いてみます。



◇ プレーン4コマスタイル



  • 強味:一番シンプルな形なので、基本すべてにフィットする。かなり縦長なのでスマホだと特に見やすい。余計なものがないため、1本単位だと製作時間も最短。
  • 弱点:オリジナル作品だと、キャラクター設定が分かりづらい(それを補完するのが下記のキャラ紹介スタイル) 1ページ埋めるのに2本必要なので、1ページ単位だともっとも製作時間がかかる。

>フィットした作品

  • 単発の二次創作4コマ:単発の二次創作はプレーン4コマがシンプルイズベスト。



◇ 半ページイラストスタイル



  • 強味:メインヒロインの魅力を強調できる。
  • 弱点:イラストを描くのが大変。メインヒロインが複数いる場合、使いどころがちょっと難しい。

>フィットした作品

  • ワルよん:基本的に単独ヒロイン作品で、ワルキューレ自身も人気なので、おそらく半ページイラストスタイルがベストと思われる(まだ実行はしていない)



◇ ネタ解説スタイル



  • 強味:予備知識を要求されるようなマニアックなネタだと、作者か読者コメントによるネタの補足説明があった方が初心者にやさしい。テキストなので、1ページあたりの製作時間もこの中では最短。
  • 弱点:解説する余地があまりないような作品だと書くことがないため、使える作品が少ない。

>フィットした作品

  • びーむちゃん:ネタがマニアックで分かりづらいため、当時の読者さんの要望で解説欄を設けて好評だった。



◇ キャラ紹介スタイル



  • 強味:オリジナル作品だと、キャラクター設定が分かりづらいため特に有効。マストまである。キャラ設定を知っている二次創作でも、キャラ紹介文は一種のミニコラムのような楽しさがあったりする。
  • 弱点:特にない。一番バランスのとれたフォーマットかもしれない。弱点とはちょっと違うが、登場キャラクターがほぼ固定だと、キャラ紹介欄を設ける意味があまりない。

>フィットした作品

  • わたモテ4コマ:原作に忠実な二次創作なので、キャラ紹介欄がなくても問題ないが、キャラクター数が多く、各キャラの情報量も多いので、キャラ紹介文があった方が楽しく読める。



◇ キャラ紹介欄+読者コメント収録スタイル



  • 強味:読者コメントが良い感じに機能している場合は、読者コメントの力で深みが出て、作者単体の力よりも面白い作品になる。
  • 弱点:ピーキーな性能で、作品や作家をかなり選ぶ。読者さんがコメントでツッコミやすいタイプの作品じゃないと難しい。コメント編集作業等で製作時間がかなりかかる。あまりにも情報量が多すぎて、読者さんの好みが分かれるかも。

>フィットした作品

  • 中年男子の日常:オリジナル作品なのでキャラ紹介欄があった方が良い。また、4コマのテーマ上、読者コメントでネタを補完してもらった方が深みが出て面白くなる。
  • びーむちゃん:biim兄貴本人に公式なキャラデザがない関係で、元ネタが分かりづらいので、キャラ紹介欄があった方が良い。biim兄貴ガチ勢が良い感じにコメントしてくれるので、読者コメント欄があった方が面白くなる。
  • さくら30歳:原作からキャラデザを大幅に変えている関係で、元ネタが分かりづらいので、キャラ紹介欄があった方が良い。ツッコミどころしかない感じの二次創作なので、読者コメントによるツッコミとも相性が良い。



◇ 番外編:判型に関して

  • B5判:2~30ページ程度の薄い本を出しやすい。判型が比較的縦長なのでスマホと相性が良い。弱点は、A5判の総集編本を出すには原稿を縮小しないといけないことだが、大は小を兼ねるで、これはまあなんとかなるか。
  • A5判:印刷費が比較的安価。60ページ以上くらいの総集編本を出す場合に有効。弱点は、物理的に小さいので、同人ショップに置かれるとB5判の本より目立たない。

2019年5月22日水曜日

(2019/05/22) 人生の問題の根本原因は『商売下手』

自分はなぜこんなに運がないのかと、前のパートをやっていた時から毎日考えていましたが、いま思うと原因は明確で、『貧乏だから』の一点につきます。

大人になると、不幸を避けるにも、良いことが起きるにもお金がいる。貧乏だと、すべての不幸が直撃するし、良いことなどひとつも起きません。

自分の場合、3年ほどパートタイマーをしておりましたが、たったの年収100万円で、体を壊して2年間立ち直れないほど酷使される現実を思い知らされました。

僕の唯一のとりえは漫画ですので、漫画で稼ぐしかない。しかし漫画も、商業出版でヒットを飛ばせるタイプの才能ではない。ヒットを飛ばせない作家が出版社を頼ってもポイ捨てされるだけです。

誰かと組んで収入が上がったこともないため、少なくとも漫画では、誰かの手助けで収入が上がる目はないでしょうし、この点に関して一切希望を持っておりません。

つまり、自分ひとりで工夫して、自らの手で漫画を世間に売り込んで、実質的なページ原稿料を上げていくしか、人生の活路を切り開く選択肢はないのでしょう。

不幸中の幸いというか、描いてる漫画はここ4年くらい安定して面白いし、評判も良いので、良い面を信じてなんとか自力で売り込んでいくしかない。

まとめると、自分の屑運の原因は『貧乏』で、貧乏の原因は、自分の漫画をうまく売れない『商売下手』にあると考えるようになりました。

いつまでたっても人生がうまくいかず、あらゆる不幸がわいてくるのは、商売が下手で儲けられてないから。面白い漫画を描くのは当然として、とにかく少しでも商売をうまくしたいです。

2019年5月21日火曜日

(2019/05/21) ブログを見返すと感じる自分の感覚のズレ

たまに自分のブログを見返すと、自分が書いたものなので当然ですが、言いたいことが分かる時もあれば、それとは逆に、自分で書いたのに、

「コイツ考えがズレてね…?」

と思う時もけっこうあります。

特に退職前に書いた漫画論系の記事は、いま見ると全然ズレてるし、机上の空論感が強く、そりゃこの当時いくらがんばっても報われないわけだと思いました。

2019年5月19日日曜日

(2019/05/19) 総集編同人誌



『中年男子の日常 猫の巻』の表紙がほぼほぼできました。



121202 総集編同人誌の標準形

個人的に8年前から総集編同人誌を研究していて、これまでの研究の総決算的な本になりそうです。

いま上記の記事を見返すと、当時は不思議とわかってませんでしたが、要するにA5判・108~132ページの総集編本は、イベントで1,000円で頒布できるのが最大の長所だと今は考えています。



120902 『COMITIA101』レポ1

7年前のCOMITIAレポも発見して遠い目になってます。思えば遠くに来たもんだ…



120902 『COMITIA101』レポ4

前述のCOMITIAレポだと、パート4の『総集編同人誌はますます増える』という考察が個人的に興味深いです。

確かに総集編同人誌は増えたと思いますし、僕自身も当時の『同人王(上・下)』に続いて、『中年男子の日常 老の巻』『びーむちゃん』、そして今回の『中年男子の日常 猫の巻』と5作も出してますが、当時と今ではあまりにも違う概念で総集編本を作っていることに気づいて衝撃を受けています。

この時は、趣味で無料のWEB漫画を描いて、総集編同人誌にしたら人生の記念になるし、COMITIAは雰囲気も良いし、100部刷ってなんとか完売できればプラマイゼロ収支にできるよ、という単純素朴な世界でした。

今はこのころよりもすべての技術や考えが格段に詰められているため、良くも悪くも『総集編同人誌』というものの概念が根本的に異なっています。

2019年5月12日日曜日

(2019/05/12) 間作と輪作

『ビジョナリー・カンパニー2』という本で提唱されている『針鼠の概念』は、毎日4コマスタイルと相性が良く、ここ2年ほど影響を受けています。

すごく大雑把に言うと、『もともと情熱と能力を持っていて、経済性も高い分野に一極集中しろ』みたいな教えです。

しかし、漫画という分野は爆死リスクが異常に高い。今回、CG集が予想よりも売れなかったことで、はからずもそれが実証されてしまいました(悲しい)

漫画で一極集中は危険であり、農業でいうところの『間作』『輪作』=何種類かの作物を交互に植えたり、順繰りに作っていったりするやり方のほうがベターではないかとも思いはじめています。

一ヶ月くらい前から『中年男子の日常』『わたモテ4コマ』を週一ペースで投稿しているのは、うまくいくかはわかりませんが、試しにそれをやってみてる感じです。

2019年5月10日金曜日

(2019/05/10) エロCG集頒布開始

3月中旬から作っていたオリキャラ『二宮甘味』のエロCG集が完成して、DLsiteとFANZA同人で頒布開始しました。

(Bloggerだと、アダルトのにリンクを貼ると規約に触れる可能性があるため、リンクは貼りません)

現状(発売当日の19時時点)だと、部数はこんな感じ。

  • DLsite:17部
  • FANZA同人:8部

発売直後ということもありますが、正直、よく売れてるとはいいがたい数字…



おそらく読者さんの視点だと、評判の良いうなぎ屋が、突然オーソドックスなカレーを出したようなもので、

「うなぎ屋が海鮮丼とかならわかるけど、普通のカレー出されても…」

みたいな感じなのではないかと。

しかし実は、そのカレーは水面下でかなり研究されていて、わりと仕上がっているのですが、いうてもうなぎ屋なので、さすがに専門店の味には勝てない。となると、

「カレーが食べたいなら、カレー専門店で食べるよ」

「うなぎ屋にはうなぎを食べに行くのだから、普通にうな丼出してよ」

的な力学が働いているのではないかと自己分析しています。

2019年5月6日月曜日

(2019/05/06) よく考えると『ナユタさん』の時点で毎日4コマスタイルだった…?

【過去の連載】ナユタさん

2011年1~6月に自分のブログで連載していた4コマWEB漫画です。

4コマはほぼはじめてだったので、全体的にギャグの火力が低く、当時の周囲の反応は、

「同人王みたいなのを描いとけばよいのに、迷走してヘタクソな4コマ描いてスベって、牛帝はアホちゃうか?」

くらいのものでした。

いま振り返ると、それまでの流れをぶった切って強引に4コマスキルを高めたことが、数年後にものすごく役に立つのですが、当時は理解者皆無。

自分でも、この経験があとで生きるとは夢にも思っておらず、

「判断ミスった…別の連載にしておくべきだった…」

と、後悔ばかりしていました。

2019年5月1日水曜日

(2019/05/01) Twitter10,000フォロワー到達



昔からの悲願だったTwitter10,000フォロワー到達いたしました!

現在の4コマ垢だけで3年、最初の垢からだとおそらく10年かかりました。

覚えているだけで4~5回はTwitterアカウントを爆破してましたが、意外と何とかなるものです。

twilogのグラフはこんな感じです。

ほんやくチームの↓の記事に影響されて、アカウント開設時からtwilogに登録したため、最初からデータが残っています。サンキューほんチ。

【2016アーカイブ】あなたがTwitter上で作品を連載するうえで重要と思われること:虚無の暗黒に挑むには

【2016アーカイブ】あなたがTwitter上で作品を連載するうえで重要と思われること(02):虚無の暗黒がやってきたら

グラフを見ると、2017年12月の『中年男子の日常』連載再開以降はおおむね安定してフォロワーが増え続けており、やはりあれが最大級のターニングポイントだった感あります。