しかしペイント漫画は、WEB漫画として無料で読む分には良いのですが、有償頒布しようとすると途端に難しくなります。
特に、紙の本に印刷するのが難しい。拡大すると線のカクつきが目立ちます。
なので、有償頒布したければ印刷解像度で描くしかないのですが、そうすると辛い。
この堂々巡りが解決せず、たしか2011年から7年にわたって延々と悩み続けましたが、ついに回答が出たかもしれません。
細かく解説すると長くなりますし、皆さんも興味ないと思いますので、簡単に結果を書きますとこんな感じです。
- キャンバスサイズ:550 x 1200px(内枠:540 x 1190px)
- ストーリー漫画の時は1キャンバスに8ページ分縦に並べる
- 印刷時は3倍に拡大して新書判で印刷する
これでしたら、ニコ静、Twitter、pixiv、Kindleに対応可能です。
ペイント漫画を印刷すると線がカクつく問題も、3倍拡大程度ならさほど気になりません。
また、4コマのみではなく、ストーリー漫画でも使えます。
細かくなるので割愛しますが、他にもいろいろうま味な感じです。
□ 現時点で分かってる弱点
- 新書サイズを安くて良い感じに刷れる同人誌印刷所が少なそう。
- 新書判は統一規格がないので、印刷所によって微妙にサイズがブレる(特に横幅が1cmくらいブレる)
- Instagramで公開できない(画像比率が縦長すぎて投稿不能)
- ショップ頒布が弱い(小さすぎて店頭で見つけづらい)
- BOOTHの個人通販だと小さすぎて発送が難しい
□ 上半期・下半期ごとの総集編案
漫画の分量がたまったら単行本を出しますが、新書ペイント漫画の場合、あえてジャンル分けせず、『牛帝@4コマ垢総集編 2019年上半期』みたいに、140ページ程度のまとめ本を半年刻みとかで出すのもアリかなとも思ってます。
オリジナルも二次創作も、単発も連載も、4コマもストーリー漫画も全部収録する感じで。
僕はどうやっても絶対迷走しますので、そちらの方が迷走しても単行本化時にロスが出なくて良いのではないかと。