2018年10月30日火曜日

(2018/10/30) 『オタク老人卍』の歴史

今週末、11/4(日)の『ゲームレジェンド29』でいよいよ『びーむちゃん』の総集編を頒布する予定です。

本当は3年前の2015年時点で出てるはずだったのですが、当時いろいろあって空中分解してしまって出ませんでした。

その後も何度か出そうとしたものの、仕事の疲れやら当時のトラウマやらいろいろあって、出そうとするたびに空中分解してしまいましたが、今回はその3年間の怒りを込めてのリベンジ戦です。

『びーむちゃん』のあとは、なんとなく『タイムスリップ北斎企画』改め『オタク老人卍』にティンと来たので、そちらをやる予定ですが、これも考えてみれば、2012年春にアイデアを閃いてから、氏屍累々たる空中分解の山の歴史があり、これも考えてみれば6年越しのリベンジ戦ですね…

頓挫の歴史をまとめてみました。

  • 2012年5月22日:『萌え北斎企画』を思いつく。
  • 2012年6月23日:某WEB漫画サイトの新連載企画に採用され、僕と作画担当者と編集者のタッグ体制で制作開始。萌え絵がテーマのため、編集者の提案で主人公の浮世絵師を葛飾北斎から喜多川歌麿に変更。
  • 2012年7月22日:取材。本を読んだり史跡を訪れたり。
  • 2012年10月31日:第1稿が完成するが編集者にボツにされる(のちに『小説家になろう』で公開したシナリオ。このタッグの時に作った話では一番出来が良かった)
  • 2012年11月~2013年1月:シナリオを何案も書くが、僕と作画担当者と編集者のやりたい方向性が完全にバラバラで、編集者がひとつも案を通してくれず、彼が目指している方向性もサッパリ汲み取れず空中分解。
  • 2013年8月17日:供養のため、編集者に没にされた第1稿のシナリオを『小説家になろう』で公開
  • 2014年1月8日:そのシナリオを絵が上手な友人が読んで気に入り、「自分も協力するから漫画化しよう」と言われて再始動。もともとは助言者という立ち位置だったが、高い画力のため自然と作画担当者になる。
  • 2014年1月8日~2015年1月14日:作画担当者から、前述のシナリオはキャラが薄くてそのままではやりたくないのと、作画前にネームを全て完成させてほしいとの要望があり、修正版のネームを作りはじめるが超難航。丸1年かかってやっと120ページ程度のネームが全編完成。
  • 2015年2月23日:合作長編『もえど』第1話投稿。この時点で発案から2年9ヶ月経過。
  • 2015年5月18日:作画担当者とのいわゆる音楽性の違い問題によって『もえど』連載終了。
  • 2015年10月ごろ:某WEB漫画サイトからスカウトがあり、『タイムスリップ浮世絵企画』が新連載企画に採用される。しかし、なんだか嫌な予感がしたため数日で中止させていただく。
  • 2016年4月7日:読切『北斎エロ同人を学ぶ』投稿。バズリはしなかったが好評。タイムスリップ浮世絵ネタは『JIN』路線よりも『テルマエ』路線の方が正解ではないかと結論づける。
  • 2017年7月23日:読切『江戸の絵師オタクをパクって大ヒット』投稿。本当は長編連載にする予定だったが反応ゼロで即終了。
  • 2018年11月1日:『オタク老人卍』第1話投稿(予定) このシリーズで一番好評だった『北斎エロ同人を学ぶ』をベースに、コメント収録システムを加え、いろいろチューニングもほどこしたバージョンアップ版。果たしてうまくいくのか、それとも今回も空中分解するのか…

もし、無事に『びーむちゃん本』『オタク老人卍』のリベンジ戦に成功して、さらに、もし漫画の収入がパートタイマーの収入を大幅に超えたら、体調を崩して退職 → 2年近く半死半生になる原因になったKCGI同僚と無能上司に対する最高のリベンジになりますので、最高にスカッとする結末になることを祈りたいのですが、まあ、超屑運おじさんですので、また予想に反してダダすべりとか、訳の分からない空中分解に追い込まれるかもですが…