2019年7月2日火曜日

(2019/07/02) 薄い本&イベントメインもアリ…?

これまではザックリいうと、Twitter等で4コマを連載して、100ページ強・千円の『厚い本』にして即売会で頒布する方式でした。

『モテ即3』の新刊『神聖もこもこ王国』は、Twitter等で4コマを連載して本にする点は同じですが、32ページ・400円の『薄い本』という、これまでやったことがないフォーマットでした。

これが大成功したことで、短絡的な考えではありますが、『厚い本』をメインにするよりも、『薄い本』をメインにした方が、読者さんの生態とも僕の生態ともフィットしていてベターなのではないかと思いはじめています。



僕の視点からまず書きます。『厚い本』は描くのがしんどすぎて、発行が著しく困難です。無事に発行できても、新刊と新刊の間が一年とかあいてしまいます。

膨大なページ数を描くこと以上に辛いのは、収益化の間があくことです。新刊が出た直後は預金残高があっても、新刊と新刊の間が1年とかあくと、精神と預金残高がガッタガタになります。

インディーズ漫画活動で真に命とりなのは、売上の少なさ以上に、収益化スパンの途方もない長さと、それに対応できない僕の計画性のなさの方な気がします。



そうして作った厚い本は、読みごたえがあって喜ばれていると思いますし、利益率も高いのですが、実際にイベントに出て、来られた方のオーラからなんとなく感じるのは、

「1,000円本だけではなく、会場限定の500円本とか置いてほしい」

という需要です。



インディーズWEB漫画の総集編を同人イベントで買うのは、もちろん作品が気に入ってのことですが、

「作者がどんな奴か顔を見がてら、軽く課金でもしてやるか」

みたいなアレも相当あると思っています。

自分がCOMITIAに参加する時、昔はそういう気分が強くて、

「あれが〇〇を描いてる△△先生か! なるほどどことなく作風を感じさせる空気感だぁ…」

みたいなことを感じるのが楽しみでした。



牛帝に関しては、田舎のコミュ障おじさんですし、わざわざ実物を見ても面白いことは何もないのですが、読者さんとしては、

『そこそこ有名なインターネットおじさんと直に会って、軽く課金して応援する』

みたいな需要も即売会にはあるのではないかと思いました。

その場合、1,000円だとちょっと覚悟がいるので、4~500円の方が良いのではないか。



そんなこんなで、これまでは『WEB4コマ×厚い本』がメインでしたが、『WEB4コマ×薄い本』をメインにしてみるのもアリかなと少し考えはじめています。